こんにちは!
「普段着着物復興計画」のキャンディです。
【着物を普段着のファッションとして楽しめる世の中】を作りたくて活動しています。
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着物初心者のとき、疑問に感じがちなのが「襦袢」。
「肌襦袢」と「長襦袢」を勘違いしているのを時々見かけます。
更には「半襦袢」というのまで出てきて「???」ですよね。
便利なようにと工夫されてきたのが、初心者さんには難しいポイントになっているので、
イラストで解説していきます。
※画像タップで拡大できます




襦袢はポルトガル語?
「襦袢」はもともと、
古いイタリア語の「gibbone(首から腰までを覆う衣服)
↓
ポルトガル語の「ジバゥン」
↓
16世紀に南蛮貿易で日本にもたらされ、
「襦袢」の漢字が当てられた
との説があります。
(諸説あり)
一言で説明するなら
■肌襦袢=肌着(見せないもの)
■長襦袢=ワイシャツみたいなもの(見せるもの、というか、着物を直接肌に触れさせないためのものなので必然的に見えるものになる)
■半襦袢=長襦袢を簡略化して洗えるようにしたもの。(長襦袢を着ているように見えるので「うそつき」とも言う)
という説明がわかりやすいかなと思います。
「襦袢を着てきて(持って来て)と言われたら?
成人式や結婚式でレンタルの着物を着るときに、
「襦袢を着てきてください(持ってきてください)」と言われた、との話を聞きますが、
この場合は「肌襦袢」です。
長襦袢は、着物の寸法に合わせて作ってあるはずなので、レンタルに含まれているはずだから、
ここで「長襦袢」と言われたらオカシイ。
スタッフは新人さんかもしれない。
持ち物一欄を書いた紙などをもらえるはずなので、
もし買うならそれをよく見てください。
長襦袢を買いに来た方によくよく話を聞いたら肌襦袢だった、ってこともあります。
全部買わなきゃダメ?
着物スタートのとき、一気に全部揃えるのはハードルが上がってしまいますよね。
続くかもわからないし⋯。
とりあえず洋服で代用もアリ!だと、私は思います。
私の周りの着物好きさんにも、
「長襦袢は持ってないけど洋装mixで着てる!」って人、たくさんいます。
着物のハードルがぐっと下がって良い時代になりましたね~!
ただ注意なのは、
着崩れやすかったり、着心地が悪かったり、着物が汚れやすかったりする、ってこと。
洋装mixできれいに着るのは、結構難しいです。
洋装mixだと特に衣紋が崩れやすい⋯
こちらにも詳しく↓
同じく、
たとえば紐付きの長襦袢など、着やすいように工夫がされていますが、
私はかえって使いにくいなと思ったりします。
どう習うかも影響しますし、人によって重視したいポイントもそれぞれ。
体型や、手持ちの着物によっても、使いやすいものは違ってきます。
自分に合うものが選べればそれでOK!
プロにお願いするなら、その人の方針を尊重して!
着付け師さんにお願いするときは、その人に必要なものを聞いて、それに従ってくださいね。
お金をもらって着付けをしている以上、着崩れたり、苦しかったりはNG。
着付け師さんはそういう気持ちでお仕事をされているので、
そのために必要なものを伝えてくれます。
こちらで勝手に判断しては、着付け師さんが100%の力が出せません。
着付け教室でも同じこと。
教えるのなら「長襦袢を省いて洋服で」とはならないと思います(そういう方針ならそれもアリだとは思いますが、上記の通り、きれいには着れないので⋯)
着物は画一化された正解があるわけではなく、いろんな楽しみ方ができる世界。
先生の方針で、教室ごとに言うことが違うのは当たり前のことです。
自分がどういう着方をしたいのか、どんなところに着ていきたいのかで、教室や先生を選ぶといいと思います。
この振袖は古着で買ったので長襦袢がついていなくて、袖が合わないので「半襦袢」を着てます
裾よけや長襦袢の素材は、静電気にも大きく関わってくる⋯
インナーは防寒も兼ねているので、こちらもご参考に
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