こんにちは!
「普段着着物復興計画」のキャンディです。
【着物を普段着のファッションとして楽しめる世の中】を作りたくて活動しています。
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今回は「浴衣を普段から着たい!」「お祭りっぽく見えないコツは?」について、
これまでの経験から書いてみます。
―――目次―――
- 「普段着」と「イベント服」の違い
- 浴衣を普段着に着るって、ヘン?
- 浴衣を普段着に見せるコツ
①洋服用の小物を使う!
②帯で差をつける
③大人っぽい浴衣を選ぶ! - 最後に、重要なのは「慣れること」
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「普段着」と「イベント服」の違い
まず普段着とは?
人によって違うけれど、
◆友達と遊ぶ
◆カフェでお茶する
◆お買い物に行く
◆映画館や美術館、水族館に行く
対して、一般的に浴衣を着る機会は?
◆お祭り
◆花火大会
◆盆踊り
「ちょっとした非日常」「ハロウィンやクリスマスみたいなイベント」ととらえている人が多いんじゃないでしょうか。
イベントをもっと楽しむための服。
浴衣はそういう位置づけの人が大半だと思います。
浴衣を普段着に着るって、ヘン?
平安時代に「入浴時や湯上がりに着るもの」だった浴衣は、江戸時代には「ちょっとした外出にもOK」になった経緯があります。
さらにここ数年は、柄や素材も進化していて、より「おしゃれのための衣服」になっています。
着物を普段から着ている人たち(特に若い層)の間でも、気軽に着れる夏の和服として定着しているので、普段着ることに躊躇しなくて大丈夫です!
では、浴衣を「イベントの服」から「普段着」にするコツを3つ紹介します。
①洋服用の小物を使う!
浴衣用の小物は「お祭りのテンション」なものが多いなぁ、と個人的に思います。
イベントを楽しむための衣服だったらそれでいいんですが、
普段着に着るなら、もう少しカジュアルダウンしてもいい。
普段洋服で使っている小物を合わせるだけで、ぐっと普段着感UPです!
【ひとりごと】
昔、浴衣の本に「バッグや履物が洋服用では、間に合わせみたいで雰囲気ぶち壊し。浴衣用のものを使った方が粋だ」なんてことが書かれていた記憶が。
↑のイラストを描きながら「全く逆のこと描いてるなぁ」と思いました。
本は平成初期のものだったと推測するので、「夏の和装は着物(薄物)、浴衣は若い人がお祭りで着るもの」「和装はきちんとした場で着るもの」という意識で書かれている…。
現代の方はSNSもあるしオシャレも上手なので、洋服用でも粋に着こなせる、と思っています。
▼洋服アイテムとの組み合わせ、こちらで解説
②帯で差をつける!
浴衣といえば「文庫結び」。またはそのアレンジ。
でも文庫って、意外と難しいんですよね…。
私は「カルタ結び」や「片ばさみ」をよく結びます。
背中が平らなだけで、イスの背もたれに背中がつけられる。
リュックやショルダーバッグもOK。
満員電車で帯が邪魔、なんてこともない。
イベントで華やかさ重視ならカワイイ文庫系。
でも普段着なら、実用性と「こなれ感」重視で、まずは上記あたりを試してみてください。
難易度は、文庫とそんなに変わらない…むしろ簡単なものも。
怖がらなくて大丈夫です!
【ひとりごと】
◆帯だけ練習、オススメ。
洋服の上からでもいいので、帯単体で練習してみてください。
最初は、浴衣を着るだけでも大変。そのうえ帯も…なんてハードですよね。
1回でも2回でも、ムダじゃない。やった回数だけ慣れていくのが着付けです。
◆浴衣用の帯はすべりやすい=ほどけやすい。
ポリエステルのツルツルした帯が多いんですよね。
そんなときは、帯締めを使って固定すると安定します。飾り紐やベルトでもいいです。
↑でいえば、カルタ結び、貝の口、矢の字は崩れやすい。
結び方を検索するとき、「帯締めをどこに通すか」が書いてあるサイトも見ておくと安心。(なかなかないかもしれませんが…探せばきっとあるはず…)
③大人っぽい浴衣を選ぶ!
「大人っぽい」という表現が適切か悩んだのですが。
浴衣って、華やかなものが多いです。イベント用と考えると納得なんですが、普段着にしたい人にはちょっとキラキラしすぎる。
最初は、落ち着いた、普段の洋服に近いイメージのものが着やすいかなと思います。
◆地色orパッと見て目につく色が「黒」や「濃い色」もの
◆強い色よりは「くすみカラー」
◆多色使いよりは「色数が少ないもの」
◆「着物でもありそう」な柄
ただ、これ、万人に通じるものではないんです。
普段からカラフルな服装の人は、カラフル原色の浴衣でも着こなせます。
くすみカラーや濃色が似合わない(と思ってる)人もいると思います。
華やかな浴衣一枚しか持ってない人は、買い直さなきゃダメ、なんてこともない。
最近は浴衣の柄も様々なので、まずは「自分の着たいもの」を優先して、楽しく着るのが一番です。
【ひとりごと】
浴衣を着物風に着る、というのが一般的になってきました。
中に襦袢を入れる=半衿が見える→浴衣は綿(もしくはポリエステル)の着物になる、ということです。
暑いので真夏はオススメしませんが、4~6月、9~10月あたりの温暖化で暑い日は、私もよく着てます。
このときも華やかな浴衣より、落ち着いた浴衣が使いやすい。一見「着物かな?」と思えるような柄も、最近はいろいろ出ています。
浴衣から着物への移行って、難しく思われがちですが、中に一枚着たら「着物」です。襦袢がないならシャツでもタートルネックでも何でもいいんです。
今後も見越して、どっちでも使えるような柄があると、普段着物が捗りますよ~♪
こちらに詳しく書きました!↓
最後に、重要なのは「慣れること」
「浴衣はお祭りでしか着てない、見てない」そういう人が大半です。
だから「ヘンかも」って思っても、それは「見慣れてない」だけかもしれません。
そんなときはSNSで検索して、いろんな人のリアルなコーデを見るのがオススメです。
タグで検索するなら「#浴衣」「#普段着物」「#着物女子」「#着物男子」あたり?
(違うものも出てきますが)
私の過去のコーデも出しておくので、まずは目を慣らしてみてください。
▲シャツインで着物風。帽子、靴、コルセット風ベルト(GU)を使っています。
黒地に緑単色なので、大柄だけど普段に馴染む印象。
▲こちらは黒地の浴衣に、似たような色の帯。
浴衣と帯を同色にすると、お腹で途切れないので、ワンピース感覚で着れます。
この画像は柄の大きさが浴衣と帯で違うのでちょっと分かりにくいかな…
そういうコーデで出してるブランドさんもあるので、洋服感覚で着たい方はオススメ。
▲仕事の日。靴のときは、足首を見せるくらい短く着るのがバランスいいかな~と。動きやすいし。
この日は荷物運びと縫い物がメインでした。
▲濃い色の浴衣、帽子とベルト。
着物に時計はNGと言われがちですが、礼装でなく普段着なら、コーデの一部として成立すると思っています。洋服と一緒の感覚。
▲③を無視した、鮮やかな多色使いの華やかな柄。リサイクルショップで買ったものですが、昭和レトロ感ある浴衣は普段着向きだと思います。
ヘアセットが苦手なので、ヘアバンドや帽子かぶりがち。
夏の普段着として、浴衣を楽しむヒントになれば幸いです。
今回は私の個人的な経験で書いています。ご感想やご意見、コメントにいただけたら、もっとブラッシュアップしていけるので、ぜひお願いします
▼これ言われたら、アナタも立派な普段着物勢
▼何か言われたら、このへんの心意気を思い出してもらえたらいいなぁ
▼でもだんだん慣れるから大丈夫!
▼浴衣じゃなくても、和装自体イベントみがあるよね…
▼それでも着てるのは、人生の根幹に関わることだから。
▼浴衣イベントやります!
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— りめいく屋キャンディ@女性のための男着物教室8/28 (@8Candy9) July 25, 2022
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