「普段着着物復興計画」のキャンディです。
【着物を普段着のファッションとして楽しめる世の中】を作りたくて活動しています。
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今日は、よく聞かれる「着物の収納」。

着付け教室やネットでは
「桐たんす」「湿気や虫に注意」などなど言われるけれど、正直メンドウ…

特別な日に着る高級品はそれでもいいとして(年数回しか着ないんだし)、
日常のファッションとして、手軽なプレタや古着を着ている若い人たちは、実際のところどうしてるの?

知り合いやtwitterで聞いたみんなの意見、
私の経験も交えて図解します!




収納1




収納2




収納3




収納4



おおまかに分けると「畳んで収納派」と「吊るして収納派」に分かれました。

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⬛畳んで収納派
→たんすやプラケース派
→棚派

⬛吊るして収納派
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実際は、どれかを組み合わせている人が多いと思います。




吊るして収納はアリなのか

さてここで気になるのが、「吊るしっぱなしによるダメージ」

着物は洋服より重いので、長期間ハンガーに掛けておくと、伸びやすいという問題があります。
単衣(裏のついていないもの)ならともかく、袷(裏地がついているもの)は、
「表と裏の長さがズレた!」
「表と裏が離れて袋上になってしまった!」
となりやすいわけですね。

でも、着物は「着たら干す」が普通です。
頻繁に洗えないので、干して汗やニオイを飛ばすわけです。

これは半日、せいぜい1日、と言われていますが、忙しい現代人、それって結構ムリ!
何日も吊るしっぱなし、なんてこともザラにあると思います。

それですぐ伸びてくるかというと、実はそうでもない。
微妙に伸びてるのかもしれませんが、数ミリ伸びたところで、着るのに支障ある?

そして、大事なポイント。
・もともと伸びてるであろう古着
・手入れのしやすいものが欲しくて買ったプレタ
・デニム着物など現代のもの
こういったものに、従来の常識を押し付けていいのか?

頻繁に着るので「干しておいたのを畳む暇もなくそのまま取って着る」なんてこともある、
それが普段着の着物。カジュアルな着物。



リスクを知ることは必要です。特に古着は傷みやすい。
リスクと対策を知って、その上で自分の生活に照らし合わせる。
どれを選んでどれを諦めるかは、自分で選んでいいんです。



大好きな着物は永く着たいですよね。
永く着るには大事にしてあげる。

でも、大事にしすぎて着なくなったら、本末転倒!



着物はもともと面倒なことがたくさんあるんだから、
それを楽しむもよし、
省くもよし。

楽しみ方は人それぞれ。
いろいろ工夫しながら、自分にとってちょうどいいやり方を見つけて行ったらいいと思います。


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